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なぜ安曇野は道祖神の里になった?東西の文化で育まれた「おおらかな愛着」
長野県安曇野市には、500基以上の道祖神碑(どうそじんひ)があることをご存知ですか? 道路脇、集落の境界、民家の庭先——いたるところに置かれたその石像は、いまも新しくつくられ続けています。なぜ、安曇野にこれほど多くの道祖神碑が存在するのでしょうか? その問いを追うと、水に苦労しながら農業用水路をつくり、水田を拓いて豊かになった土地の歴史と、東日本と西日本の文化を柔軟に取り込む安曇野の人の「おおらかな気質」という、ふたつの要素が見えてきました。安曇野市豊科郷土博物館で学芸員を務める宮本尚子さんと、生まれも育ちも安曇野で地元の「道祖神祭り」に長年注力してきた小穴金三郎さんのふたりに、なぜ安曇野にこれほどの道祖神碑が存在するのか、お話をうかがいます。